外国人観光客が日本を決める

至る所で準備が始まっています。

外国人観光客が日本を発展させる？

日本では2020年の東京オリンピック開催が決まったこともあり、外国人観光客の増加に対する期待が高まっています。

政府目標である1000万人達成が視野に入ってきたことは喜ばしいことですが、もし本当に観光大国を目指すのであれば、この数字は国際的に見てあまりにも少なすぎるというのが現実です。

世界の主要国が受け入れている観光客数は日本とは比較になりません。
英国は毎年3000万人、米国や中国は6000万人、フランスにいたっては8000万人もの観光客が訪れています。

主要国（米国、英国、フラ ンス、ドイツ、日本、中国）は、すべて1000万人規模の巨大都市を擁しており、長い歴史と文化を持っています。

こうした国のほとんどが観光大国なのですが、ただ１ つの例外が日本なのす。

世界屈指の経済力と歴史、文化を持った国で、数百万人しか観光客が訪れないというのは、
グローバルに見ておかしな状況といってよいでしょう。

インバウンド市場（訪日外国人観光客による国内消費）

日本国内の人口減少による国内消費の減速感から、外国人観光客の増加と国内での消費拡大は経済活性化の大きなカギを握っていると言われています。

2020年東京オリンピックをひとつの目標として、日本政府観光局や観光庁などは、外国人観光客の増加を受け入れられる社会作りや、外国人観光客向けビジネスの拡大を推進・支援していて、この動きはこれから更に加速していくものと考えています。

観光庁が目標としている2020年に外国人観光客2000万人という数字は、確実に超えるでしょう。

理由として、過去 政府がビザの発給要件を緩和した東南アジアからの観光客が増加したほかに、円安で日本の割安感が高まったことなどが影響していると考えられています。

本国内でも通信事業者が外国人観光客向けの通信サービスを展開したり、旅行会社が外国人向けのツアーを企画したり、様々な業界で企業が外国人観光客向けのビジネスを拡大しています。

外国人観光客の国内消費の拡大も大きく、日本の企業にとっても大きなビジネスチャンスでもありますね。

日本のビジネスを発展させていくには、外国人観光客にお客さんになってもらうことが、観光業はもちろん小売業などにも必要になってきます。

ただ、「言語」「文化」「宗教」「慣習」など多くの障壁があります。

その障壁を越えるためには、経験や知識が必要となってきます。

英会話教室に通われる方も多いのではないでしょうか。

インバウンド市場の拡大は、海外企業の日本への事業展開にも大きな影響を与えていますね。

宿泊施設がパンク状態に！

オリンピック期間中は800万人〜1,000万人の外国人観光客が予想されています。

東京都の総人口が約1,300万人ですから、オリンピック期間中に東京に外国人観光客が一気に集中するとなると想像出来ないぐらいの規模になることが予想されます。

主要都市では、ホテルや旅館などの宿泊施設不足になると問題になっています。

現に、ラブホテルを宿泊施設にリニューアルし、中国観光客に提供しているところもあります。

また、都心部だけでなく地方の宿泊施設でも既に予約の増加は始まっているみたいですね。

たたでさえ毎年ゴールデンウィークやお盆などの長期休暇になると、宿泊施設の予約が取り辛いのに、解決策はあるのでしょうか？

早く何か良い案を打ち出し、行動に移さないと混乱が起きてしまいますね。

2020年の東京オリンピックの外国人訪日で得られる経済効果を分析

オリンピック開催前

すでに経済効果は始まっています。

インフラ整備で経済効果がある会場、道路、ホテルなど建設しなければいけないものはたくさんあります。

まずはこれで経済効果があります。

人材の雇用も生まれます。

ぜこんなにインフラを整備しなければいけないのか？

ひとつの視点として外国人にいいところを見せたいというのがあります。

いい格好をしたいんです。

恥ずかしくない設備を仕上げるための策ともいえます。

準備で経済効果がある

この準備を上げていったらキリがないのでひとつの項目にしました。インフラも準備ですが、
その他にも準備しなければいけないことはたくさんあります。

グッズの準備もしなければいけません。

広告の準備もしなければいけません。

スポンサー広告費も大きなオリンピックの経済効果です。

チケット前売り

開催前にチケット前売りがあります。
ここで多くの収入と入場者を確保しなければいけません。

オリンピック開催中

訪日外国人の財布に注目すると大きな支出はこの3つです。

交通
飛行機、新幹線、電車、バス、人が来て移動すれば交通費が掛かります。

ホテル
外国人が来れば宿泊施設も必要になります。民泊問題の是非もこの頃には決着しスムーズな宿泊を後押ししているはずです。

飲食
滞在人数が多く、滞在期間が長ければ食事の回数が増えます。

オリンピック会場周辺、宿泊施設周辺に需要が生まれます。

外食産業にとってはまさにチャンスです。

まとめ

オリンピックという世界的なイベントが開催されるという事が、開催国にとってどれだけの経済効果を生み、雇用を生み、開催に関わるありとあらゆる企業の発展に如何に貢献してくれるのか。

その効果を私たちがどれだけ実感する事ができるのか。

まだまだ先の事の様に感じますが、一日一日近づいているのですから、日に日に何か経済効果を実感出来る事が身近で起きていることに、気がつく事がでてくるかもしれませんね。