源覚寺の閻魔さまのことを「こんにゃく閻魔」と呼んでいるらしいのですが、一体どんなお祭りなのか、詳しくご紹介していきます。
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源覚寺こんにゃく閻魔祭り2019
源覚寺の閻魔さまのことを「こんにゃく閻魔」と呼んでいます。
境内に安置されている木造のえんま王座像の俗称で、鎌倉時代の作と伝えられています。
閻魔さまの特徴は右目部分が割れていて、黄色く濁っています。
こんにゃく閻魔由来
目を患った老婆が閻魔様に回復祈願をしたところ、閻魔さまは老婆に自分の右目を与えて老婆の目を治し、老婆のそのおかげもあり、視力を回復しました。
お礼に老婆は好物のこんにゃくを供えたとの伝説があります。
そして生涯こんにゃくを絶ったとか。
このことからこんにゃくは「困厄」に通じるとして、自身の災難や厄の身代わりになってくれるシンボルとして祀られています。
「こんにゃく」は今でも、身替わりの食べ物として、お供え物として祈願する人が多く訪れるそうです。
こんにゃく閻魔祭り2019!みどころや日程は?
閻魔祭りとは1月と7月の15日・16日に行われる祭りのことです。
こんにゃく閻魔祭りでは、参拝者がこんにゃくをお供えして、閻魔大王とのご縁をつなぐ祭りとして、行われるものです。
入り口のそばで、こんにゃくが振る舞われます。
甘いお味噌が付いているそうです。
火渡り
1月に開催される閻魔例大祭では、火渡りが行われます。
源覚寺は浄土真宗で、火渡りを仕切るの、当山派の山伏だそうです。
まず住職や山伏らが火渡りを行います。
その後祈祷を申し込んだ一般の方たちも火渡りを行うようです。
一般の方が火渡りに参加するには、申し込みをする必要があるようです。
こんにゃく閻魔祭り御朱印
こんにゃくえんま源覚寺の御朱印は、2種類あります。各300円です。
画像は「蒟蒻閻魔」です。
もう1つは「毘沙門天」もあるそうです。
源覚寺歴史
源覚寺は、380年余り前の寛永元年(1624年)、定誉随波上人により現在地に開創されました。
特に徳川秀忠、徳川家光から信仰を得ていたそうです。
「明暦の大火(1657年)」、「お薬園火事(1762年)」、「戸崎町火事(1774年)」、「富坂火事(1884年)」と、4回もの大火にみまわれ、本堂などがほとんど焼失したといわれていますが、幸いにも、ご本尊も閻魔さまもその度に、難を逃れることができたそうです。
再建は明治時代になってからだったそうです。
あの太平洋戦争でも本堂への延焼はまぬがれました。
しかし老朽化が進み現在の本堂は1979年に再建されたものだそうです。
閻魔堂も朽化しており、現在の建物は2003年に再建されたものです。
または源覚寺は小石川七福神のひとつで毘沙門天も祀っています。
御朱印が2種類あるのは、これが理由ですね!
こんにゃく閻魔祭り場所は
場所はこちらです。
アクセス
(1)都営地下鉄春日駅から徒歩で3分
(2)東京メトロ後楽園駅から徒歩で3分
まとめ
閻魔様をお祀りしているお寺では御開帳が行われます。
そのなかでも特に1月16日と7月16日は「地獄の釜開(あ)き」といえばわれ、休みなく働く地獄の鬼たちが休む日とされています。
なので、地獄の釜もあいて、「亡者の骨休め」と呼ばれているそうです。
閻魔様といえば、怖いイメージでしたが、このこんにゃく閻魔祭りはそうではないようです。
閻魔様とご縁が結べるそうなので、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。
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