がん情報サービスで希少癌の情報発信!

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希少癌をご存知でしょうか?

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希少癌についての情報発信

 

国立がん研究センターは12月25日、患者数が極めて少ない希少がんの一種「軟部肉腫」の専門病院53施設のリストを作り、同センターのサイト「がん情報サービス」(https://ganjoho.jp)で公開を始めました。

治療件数や専門医の経歴などの情報を載せ、質の高い治療が受けられる施設探しに役立つようにし、今後、他の希少がんについても同様の情報公開を進めるという。

年間の患者発生数が人口10万人当たり6人未満の希少がんは、脳腫瘍や小腸がんなど100種類以上あります。

患者数が少ないため専門的な治療ができる病院が少なく、診療体制の情報収集も難しいのが課題で、昨年12月に施行された改正がん対策基本法には研究促進についての必要な配慮が盛り込まれた。

軟部肉腫とは、臓器や皮膚、骨を除いた筋肉や脂肪、関節などにできるがん。

サイトでは全国から情報を集め、軟部肉腫が手足や胴体(体幹)にできた場合の治療施設を載せています。

過去3年間に新規患者の治療経験があることや専門医が常勤していることなど、一定の条件に合致する病院に絞ったため、16県にはリスト記載の病院がないです。

内臓や顔、頭など別の部位にできた肉腫は、専門施設が異なるといことです。

 


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希少がんってなに?

がんの治療法や抗がん剤は日々開発が進んでいます。

その結果、がんを早期に発見できれば完治の可能性もかなり高くなってきました。

その背景には無数の症例を日夜研究している専門家によって、治療法や新薬の開発が飛躍的に進んだことや、がんについての情報を広く開示することで、私たち自身が日常生活の中でがんへの対策を講じ、早期発見するために検診を受けるようになったことがあります。

一方で、いまだに対策が十分でない種類のがんがあります。

希少がんと呼ばれるものです。

これら希少がんについて現状の対策などを見ていきます。

 

10万人に6人未満

そもそも希少がんとはどういったがんでしょうか?

たとえば、胃がんは日本人において罹患率・死亡率のトップとされています。

その胃がんは年間で見ると10万人当たり67人が罹患します。それに対して、たとえば軟部肉腫は10万人当たり4人弱、皮膚がんの一種である悪性黒色腫は1人程度というデータが出ています。
軟部肉腫や悪性黒色腫のような年間10万人当たり6人未満のがんを希少がんと言います。

希少がんの種類

発症例が少ない希少がんですが、その種類は多いのです。

主な希少がんは以下のようになります。

肉腫(サイコーマ):骨の肉腫、子宮肉腫、軟部肉腫、体幹の肉腫、後腹膜の肉腫など
脳腫瘍:神経膠腫(しんけいこうしゅ)、星細胞腫、乏突起膠腫、中枢悪性リンパ腫、髄芽腫など
皮膚腫瘍:悪性黒色腫、血管肉腫、有棘細胞がん、乳房外パジェット病、メルケル細胞がんなど
眼腫瘍:涙腺がん、眼付属器リンパ腫、眼内リンパ腫、視神経腫瘍など
胸・腹部の腫瘍:神経内分泌腫瘍、副腎がんなど
その他:頭頸部のがん、原発不明ながん、聴器がんなど

 

 

まとめ

これら希少がんと呼ばれるがんのひとつひとつの症例は少ないのですが、希少がん全体をあわせるとがん全体の20%近くの割合を占めています。

希少癌とよばれる癌だけでなく、癌という病気に侵される人口は年々増加の一途をたどっています。

新薬の開発や、治療法などの研究も進んではいるものの、増加傾向は止まるどころかどんどん加速しているように思えます。

一人一人の健康管理レベルや生活習慣の見直し、予防医学に対する知識や意識の向上が、ひいては癌という病気から身を守る第一歩となるのは間違いないと思います。

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